幼稚園や保育園での楽しみの一つ、お給食やお弁当を食べるときに必要なのがスプーンです。
この時期にスプーンの正しい持ち方をマスターすることはこれからの成長にも関わる大切なことです。
今回は、子ども用スプーンの選び方や、スプーンの練習方法・おすすめのスプーンとママたちのスプーン選び体験談と盛りだくさんでご紹介していきます。
スプーン練習にお悩みのママさん必見ですよ。
もくじ
子ども用スプーンの選び方
幼稚園・保育園に入園すると、お給食やお弁当が始まります。おうちから準備するものとして、スプーンが必要となります。
子どもは、手づかみで食べるところから始まり、少しずつスプーンやフォークを使えるようになっていきます。
最初はスプーンだけを持ってきてくださいとの指定があるところもあれば、年少さんはスプーンとフォークのコンビを、年中さんからはお箸トレーニングも兼ねてトリオでもOKという園もありますね。
では、子ども用スプーンってどんなところをポイントとして選べば良いのでしょうか。
ここでは、4つの選び方のポイントをご紹介します。
適量をすくえること
まずは、子どもが適量をすくえるサイズであることです。
子どもの口は小さいですので、大人用のように大きいサイズでは口にうまく運べません。一口食べれる量をすくえるサイズを選びましょう。
すくう部分は、浅めの方が上唇をスプーンに沿わせて食べやすくなります。
子ども用と一言に言っても、月齢に合わせてそれぞれ適したサイズがお店で売られているので、年齢に合ったサイズにしましょう。
デザイン
子ども用スプーンは、キャラクター系やシンプルなものまで、色んなデザインがあります。
最初は子どもの手の大きさに合わせて持ちやすいものを選びましょう。
見た目の可愛さだけを重視していると、子どもにとって持ちにくそうなデザインもあるので、しっかり手で支えて食べれそうかどうかも考えてください。
また、子どもが好きなデザインなら、ご飯の時間も楽しくなるし、好きなものと一緒だからたくさん食べてくれるようになるかもしれませんね。
素材
3つ目は素材です。
スプーンは子どもが直接口に入れるものです。
口に入れても安心かどうかを確認しておきましょう。
シリコン、プラスチック
スプーンに慣れていない子どもでも違和感なく使える素材です。
一番のメリットは、軽くて丈夫なところです。
特にシリコン製は、子どもにとって持ちやすい設計で作られているものも多いので、スプーンデビューにぴったりです。衛生面においても、熱湯消毒できるものがほとんどですので清潔に使い続けられます。
木製
幼稚園や保育園に持ってくる子はあまりいないですが、木製スプーンは木の温もりを感じられるおしゃれ素材です。
安全基準を満たした木を使っているので、子どもに使わせても安心です。
ただ、どうしても自然の木が使われているので耐久性には劣ります。洗い物を放置して長時間水に浸しておくのは避けましょう。
ナチュラル志向のママさんにおすすめですね。
ステンレス
3つ目はステンレスです。
耐久性に優れているステンレス素材は、お手入れがしやすいのがおすすめポイントです。
ツルツルした食べ物でもすくいやすく、フォークの場合も刺しやすいです。
ステンレスの場合は、口に入れた時の感じや歯に当たったときの感触を嫌がる子もいます。
そのため、最初からステンレスを使うのではなく、ある程度スプーンに慣れてきてからの使用をおすすめします。
ケースの開け方
4つ目の選ぶ基準は、ケースの開け方です。
スプーンだけが入る専用ケースにしても、スプーンとフォークのコンビセットケースにしても、子どもが自分で安全に開けられるタイプかどうかもポイントです。
まずは、お弁当箱のように蓋を開け閉めするだけのオープンタイプは、もっとも一般的で慣れたら子どもでもやりやすいです。
閉めるときに音がカチッと言わないと完全に閉まらないようになっているものもあります。
子どもの中では閉めたと思っても、お弁当袋を見たら全部バラバラに散らかっていることもよくあります。
蓋が少し固めのものもあるので、子どもの力で出来るかどうかも確かめておきましょう。
トリオセットで一番多いのが、スライド式タイプです。
年少さんでも簡単に開け閉めすることができます。
スプーン・フォーク・お箸とそれぞれ収納するところが区切られているので、きちんと決められた場所に納めないと蓋が閉まりません。
最初は、スプーンとフォークしか使わないところが多いですので、お箸だけ抜いて、お箸がある程度使えるようになったら入れて園でも使うという風にしているとこが多いですね。
トリオセットorコンビセット
上記でも少し触れましたが、園の方針によっていつからお箸を使ってよいかは違います。
時々、まだお箸を使える年齢ではないのにトリオセットをそのまま持ってきて、使えない子がお箸を持って歩いていたり、変な持ち方で使おうとしていることがあります。
ご家庭と園で少しのルールの違いはあるかと思いますが、家でお箸を使うときもあるからと、グーの手でいっぱいこぼしながらお箸を使う子には、まずはスプーンできれいに食べることをすすめます。
園では園のルールがあるので、ご家庭と少しステップが違くてもしっかり守るようにしましょう。
トリオのケースを持っていても、最初はスプーンとフォークだけ入れて、お箸は園のタイミングで入れるようにしてください。
いつからスプーン練習をする?
スプーンっていつから使い始めますか。
実際に使わなくても、離乳食の時期から手に慣れさせるためにスプーンやフォークを持たせていると良いと言われています。
また、スプーンの練習を始める前に、たくさん手づかみ食べをさせることが大事です。
手づかみで食べることで、自分で食べ物を口に運ぶという流れが身につきます。
温かいもの、冷たいものなど、それぞれの食べ物の感触を感じることが出来ます。
まずは、手づかみで色んな食べ物を掴めるようになって、手先が器用になってきたら、スプーンやフォークを使ってみましょう。
いきなり使い始めると、適量が分からず喉を詰まらせたり、全部こぼしていくだけになってしまいます。
目安としては、離乳食完了期の12〜18ヶ月ごろ。
この時期になると、奥歯も生え始めてしっかり噛む力がついてきます。
スプーンの練習方法
いよいよスプーンを使ってご飯を食べ始める時期になってきたら、どのような手順で練習すれば良いのでしょうか。
いきなり「はい、どうぞ」とスプーン を渡しても子どもは使いこなせません。
まずは、大人が食べさせてあげましょう。
最初は、大人がスプーンを使って食べさせてあげます。
大人がスプーンで食べ物を運ぶ姿などをみて、子どもも使い方を見よう見まねで学んでいきます。
次に、スプーンに食べ物を載せて子どもに渡してあげましょう。
スプーンに一口大サイズの食べ物を載せて、子ども自身がスプーンを自分の手でしっかり握る練習をしていきます。
初めのうちは持ち方が少しぎこちなかったり、持とうとしなかったりしますが、日頃から何も食べ物を載せない状態でスプーンを握る練習をさせておくと、実際に食べ物が載ってもスムーズに正しい持ち方で持てるようになっていきます。
子どもに持たせた瞬間に全部こぼしてしまうことが多いので、大人が手を添えてあげましょう。
何度も練習を重ねることで、スプーンとの距離感を掴めるようになってきます。
これがうまく出来るようになってきたら、子ども一人でスプーンを握らせて、口に運ぶ練習をしましょう。
幼稚園や保育園では、一から全部スプーンの練習をしてあげれる訳ではありません。
ですので、ご家庭での日々の練習がとても大切なのです。
おすすめのスプーン
ここで、子どもにおすすめのスプーンをいくつかご紹介していきます。
スプーン単独ではなく、フォークやお箸とセットのものがほとんどですので、どんなセットが良いのか参考にしてください。
EDISON フォーク&スプーン ケース付き
子どもが上手に食べられる工夫がたくさんあって、ママさんからの評判も高いです。
麺類を食べるときでも、フォークに溝が付いているのですべり落ちないようになっています。
きれいに食べ物をすくえるスプーンなので、子どもにもママにも嬉しいですね。
半透明で中身が見えるシンプルなケースつきです。
入園グッズで大人気のセットになっています。
お値段は約900円です。
レック アンパンマン スライド3点セット
子どもたちに大人気のアンパンマンの3点セットです。
スライド式で開けやすく、それぞれ収納する場所が区切られているので、年少さん・年中さんにおすすめです。
イエロー、ピンク、グリーンと3色展開なので女の子でも男の子でも楽しく使えそうです。
お箸は転がりにくい4角形になっています。
アンパンマンは入園したばかりの子どもにはおすすめですが、年長さんになるとキャラクターに飽きたり、恥ずかしいと言って使いたがらないこともあるので、キャラものを選ぶときは、今だけ用としてなのか、ずっと使い続けて欲しいならシンプルなものを選ぶなど、よく考えましょう。
お値段は約850円です。
スケーター 子ども用トリオセット
ディズニーからポケモン、サンリオなど子どもたちが大好きなキャラクターが全部そろったスケーターのトリオセットです。
幼稚園で所有率No.1と言っても良いほど、かわくてかっこいいデザインが選ばれています。
楽天やAmazonなどネットで購入すれば、割引やタイムセールで店頭より安く購入することができますよ。
選んでいるだけで、何個も欲しくなっちゃうような魅力的なデザインばかりです。
お値段は、約900円〜1800円となっています。
クツワ miffy トリオセット
ミッフィーって男の子からも人気があるんです。
ママがミッフィー好きという場合もありますが、男女問わず使えるキャラクターですよね。
丈夫なケースでスライド式なので、開け閉めも簡単です。
刺しやすいフォークと、すくいやすいスプーンなので、年少さんから使えるセットになっています。
お弁当関連のお揃いグッズも販売されているので、全部揃えたらとっても可愛くなりそうですね。
お値段は約1500円となっています。
スプーンのお名前付け方法
スプーンは毎日使うものですし、水に濡れるものなので、お名前付けの方法としては2つのやり方があります。
同じものをお友達が使っている場合もあるので、スプーン本体にもケースにも全てにお名前を付けてください。
防水お名前シール
濡れるものにはおなじみの防水お名前シールです。
ラミネート加工されているものや、ラミネートなしで水を弾いてくれるシールがあります。
いちごや新幹線などワンポイントついている可愛いシールがあるので、それなら名前が読めなくてもポイントで自分のだと認識できるようになりますね。
入園準備の際にまとめて作っておいたり、購入しておくと、あとから必要になったときに便利です。
油性お名前ペン
2つ目の方法としては、直接油性ペンでお名前を書くです。
スプーンの持ち手は小さいので、書くときは太くはっきり分かるように書きましょう。
ただ、どうしても毎日洗っていると薄れてきたりします。
消えて見えなくなってしまう前に、何度も書き直さなければならないという点を押さえておきましょう。
ケースも同様に、お名前欄がついているものもありますので、分かるところに書きましょう。
スプーン準備にまつわるママたちの体験談
実際にスプーンを準備するにあたって、ママたちは色んな成功や失敗を経験しています。
そんな先輩ママたちの体験談を少しご紹介します。
まずは、一番子どもが使いやすいものを与えることが大事だと知ったというお話です。
とある子は、1歳になったころからスプーンやフォークを使いたがりました。
ママは、おうちにあったスプーンを使わせていましたが、なかなかうまく食べてくれません。
スプーンがいけないのかなと感じたママは、ネットで評価の高いコンビセットを購入して使わせてみました。
すると、とっても使いやすそうにみるみるうちに上達していったのです。
やはり、その子にとって持ちやすく、使いやすいスプーンを使わせてあげることが大切ですね。
最初の段階で間違った持ち方や合ってないスプーンを使い続けてしまうと、癖がついて大人になっても治らない人がいます。
毎日の積み重ねで地味に感じることも、子どもにとっては一つ一つ挑戦ですので、ママ自身が楽しみながら、一緒に楽しく練習しましょう。
続いては、成長とともにスプーンのサイズも変えた方が良いというお話です。
練習中や慣れてきたころは、持ち手が丸みを帯びていて持ちやすい形のものを使いますが、成長するにつれて子どもの手も大きくなりますので、これまで使っていたものでは持ちにくくなってしまうことがあります。
年齢や成長に合わせて、スプーンの種類も変えてあげると持ちやすく、食べやすくなるので良いですね。
3つ目は、色んな素材を試してみたお話です。
上記でもご紹介したように、子どもにおすすめのスプーンの素材は、ステンレス・プラスチック・木製・シリコンなどがあります。
最初は、口当たりの良さを重視でプラスチックや木製などを選ぶママさんが多いです。
自分でスプーンで何でも食べれるようになったら、少し重みのある金属製に変えました。
すると、今までと違う素材で嫌がることなく食事に対する意欲も増してきました。
これは、個人差があると思いますが、素材によっても持ちやすさがあるので練習でなかなかうまくいかないときは、一度素材を変えてみるのも良いでしょう。
最後は、やはり子どもにはキャラクターで食事のモチベーションアップです。
子ども用のスプーンには、可愛いキャラクターがプリントされたものがたくさんあります。
大人が使うようなシンプルなデザインや無地のものは、子どもにとっては楽しくありませんね。
食事は楽しいという感覚を身につけてもらうためにも、どこかに子どもの好きを入れてあげることが大事です。
それが、好きなキャラクターのスプーンを使うことも一つです。
「キャラクターと一緒なら頑張って食べてくれる」「食に興味がない子にはキャラクターの力を借りよう」など、実際にキャラクターに助けられたというママさんはたくさんいます。
楽しくモチベーションをあげる方法の一つとして、ぜひ実践してみてくださいね。
まとめ
今回は、入園グッズに欠かせないスプーンについてご紹介しました。
幼児期の食育はとても大切です。
最近は、ママ自体の年齢層が若くて、ママが偏食だから子どもも家では簡素な食事になっている家庭が多いです。
食べることは生きること。
スプーンやフォークを正しく使えることは、生きるために必要なことです。
ここでご紹介した練習方法やおすすめのスプーンを参考にしながら、子どもがうまくできないことを気難しく考えるのではなく、子育てがママと子どもが一緒に成長していく時間ですので、大好きなママの笑顔全開でスプーン選びなどしてあげてくださいね。