保育園の入園準備に便利なお名前シール。
アイロンを当てるだけで、布製の持ち物に簡単に名前が付けられますが、「せっかくつけていたのに意外と簡単に剥がれてしまって困っている!」というママも多いようです。
この記事では、アイロン式のお名前シールが剥がれた時の対処法から、剥がれないようにするコツ、そして剥がれにくい名前シールの選び方をお伝えします。
もくじ
アイロンでつけたお名前シールが剥がれてしまう原因
そもそも、なぜアイロンでしっかりつけたはずのお名前シールが剥がれてしまうのでしょうか?
その原因は以下のものが考えられます。
- 糊がしっかりと粘着していないから
- もともとシールに向いていない素材に貼ったから
- シールに伸縮性がないから
- シールの角に爪などが当たったから
- 洗濯で糊の粘着が落ちたから
シールの糊がしっかりと粘着していないから
アイロンでつけてまだ時間も経っていないのにすぐに剥がれてしまった場合、シールの糊がしっかりと粘着できていなかったかもしれません。
アイロンで付けるシールの糊は、熱で溶けて、布の繊維に染み込み、冷めて固まることでしっかり粘着します。
だから、アイロンの熱が弱すぎたり、しっかりと面を当てられていなかったりした場合は剥がれてしまいやすくなります。
アイロンシールに向いていない素材に貼ったから
アイロンで貼るシールは、毛足が長い素材には向いていません。
毛足が長いと、接着面が少ないためしっかり付かず、洗濯するとすぐに剥がれてしまうからです。
例えば、ふかふかしたパイル地のタオルやもこもこのルームソックスなどです。
このような素材はどうしても付きにくいため、初めから選ばないか、刺繍やフロッキーネームなどの他の方法で名前を入れた方が良いです。
ハンカチの場合は、表面の毛足が短いガーゼタオルなどを選ぶと剥がれにくいですよ。
シールに伸縮性がないから
アイロンで貼るシールは、衣類など伸縮性があるものに付けることが多いですよね。
伸縮性が高い衣類に、伸縮性のないシールを貼ってしまうと、衣類が伸び縮みした時にシールが追いつかず端っこから剥がれてしまいます。
シールの角に爪などが当たったから
服を着替える時にシールの角に爪が当たるなどして、刺激を加えてしまうと当然そこから剥がれて来てしまいます。
小さいお子様だと、少しだけ角から剥がれて来たシールをもっと剥がしたくなって引っ張ってしまうこともあるようです。
洗濯で糊の粘着が落ちたから
アイロンシールは基本的には、洗濯しても大丈夫なようにある程度耐久性があります。
ただ、それもメーカーによって耐久度は違うので、ひどい場合だと2〜3回の洗濯で、角からシールが剥がれてしまうこともあるようです。
アイロンでつけたお名前シールが剥がれた場合の対処法
アイロンでつけたお名前シールが剥がれた場合、剥がれてすぐであれば、アイロンを押し当てることで貼り直しができる場合があります。
ただし、洗濯などで接着面の糊が落ちてしまっている場合や、糊の面に埃がついてしまっている場合は、アイロンで付け直してもすぐに外れてしまいます。
どのタイミングで剥がれてしまったのか、また接着面に埃がついていないかなどを確認した上で、貼り直すようにしましょう。
以下では、アイロンシールができるだけ剥がれないようにするコツをお伝えしますが、一度剥がれてしまったシールを貼り直す場合も、以下を参考にしっかり貼り付けるようにしてください。
アイロン式のお名前シールを剥がれないようにする7つのコツ
アイロンで圧をかけながら付ける
アイロンシールにアイロンをかけるときに、圧をかけながらアイロンすることで粘着力が強まります。
アイロンシールの接着面には、熱で溶ける糊が添付されているのですが、圧をかけながらアイロンをかけることで、溶けた糊がしっかりと布に定着し、はがれにくくなるのです。
ただし、アイロン台の脚が細い場合は、体重をかけすぎると倒れて危険なので注意です。
アイロン台を使わずに、フローリングなどの硬めの床に4枚ほど重ねたバスタオルを敷いてアイロンをすれば、体重をかけながらアイロンがけが出来るのでしっかりと定着します。
または厚めの鍋つかみ、または4枚ほど重ねたタオルを左手に持ち、名入れするグッズとシールを持って、右手でアイロンをかける方法もあります。
いずれにしても、アイロンの熱で火傷したり、床を傷めたりしないよう厳重に注意してください。
また、アイロンの熱に弱い布は溶けてしまう可能性があるので、この方法は選ばないほうがよいでしょう。
ハンカチ、巾着袋、靴下など、よく使うものへの名前シールは毎回圧をかけながらアイロンがけをすることで、かなりはがれにくくなりますよ。
裏側からもアイロンをあてる
布の面にアイロンをかけてシールを接着した後、裏側からもアイロンを当てることで、糊が満遍なく溶けて繊維に染み込み、剥がれにくくなります。
Tシャツや巾着袋といった、布が薄いグッズであればこの方法が有効です。
逆に言えば、靴下や厚みのあるハンカチなどは裏からアイロンを当てても、熱が届かないのであまり意味はありません。
アイロンで圧をかけるのは危険そうでできないという人は、こちらの方法がおすすめです。
はがれにくい素材や場所を選ぶ
先述の通り、毛足が長いふかふかしたパイル地のタオルやもこもこのルームソックスなどは、アイロンシールに向いていません。
その他にも、Tシャツの首元やズボンのウエスト周り、手提げバッグの持ち手など、よく手が当たったり着替えるタイミングで伸縮したり場所も向いていないと言えます。
だから以下のように、できるだけ剥がれにくい素材や場所を選ぶと良いでしょう。
- ハンカチはガーゼタオル
- 靴下は毛羽立たないタイプのもの
- Tシャツは胴体のタグ部分
- ズボンは裾の裏側
- 手提げバッグは淵の裏側
特に、お子様が小さく、シールが見えるとすぐにいじってしまう場合も、できるだけ見えにく場所に貼ると良いでしょう。
ひっかかりにくいようにシールの角をハサミで取る
シールの角に爪などが当たって剥がれてしまう場合、引っかかりにくいようにシールの角をハサミで取りましょう。
これで、引っかかって剥がれるということはかなり軽減します。
他の方法と一緒にすることで、かなり剥がれにくくなるようです。
端っこを縫い付ける
どうしても糊が剥がれて来てしまう場合は、端っこを糸で縫い付けてしまう方法もあります。
縫い付けてしまえば、剥がれて何処かに消えてしまうということはありません。
ただ、やはり名前シールは簡単に名前入れができることがメリットなので、縫い付けは面倒に思えますよね。
しかし、プール用の水着や水泳帽はこの方法がおすすめです。
というのも、プール用の衣類は温水に当たることも多く、アイロンの熱にも弱いからです。
数も少ない上、夏の間しか使わないので少し手間を加えることで、剥がれてくるストレスからは解放されます。
少し手間にはなりますが、他の方法で試してもどうしても剥がれてしまう場合は、この方法を選ぶといいでしょう。
できるだけ薄くて伸縮性のあるシールを選ぶ
アイロンシールを選ぶときは、できるだけ薄くて伸縮性のあるものを選びましょう。
薄くて伸縮性があれば、引っかかったり、引っ張られたりして剥がれることは少なくなります。
アイロンシールには以下のようなタイプがあります。
- 綿の布に糊がついていてそれを付けるタイプ
- 薄いシールを台紙から剥がしてアイロンでくっつけるタイプ
- 台紙ごとアイロンに当てて名前を転写するタイプ
綿の布でできたシールは、百均などにも取り揃えられており気軽に手に入りますが、分厚くて伸縮性も低いので剥がれやすいです。
一方、伸縮性のある名前シールの場合、サイトやパッケージにそのような記載があることがほとんどです。
名前シールを購入するときは、薄さと伸縮性に注目してみてくださいね。
タグにノンアイロンシールを貼る
衣類に貼るシールといえば、アイロンシールを思い浮かべる人は多いですが、最近ではアイロン無しでタグに貼り付けられるシールもあります。
アイロン無しなので、アイロンで付けるのと比べるとかなり簡単に付けることができるので、剥がれてしまった時の貼り直しも手軽にできるのがポイントです。
また、服のタグに取り付けるため、伸縮を気にする必要もありません。
服に名前を付ける際、せっかくアイロンで手間をかけて貼ったのに、剥がれるたびまたアイロンでつけ直すのが面倒!という方には、ノンアイロンシールを使うという方法もおすすめです。
まとめ
いかがでしょうか?
お子様の衣類は、洗濯が頻繁ということもあり、どうしても名前シールは剥がれてしまうことがありますが、一手間加えるだけで、アイロンで貼るお名前シールは剥がれにくくなります。
この記事で紹介した方法で、お名前シールを剥がれないようにしてみてくださいね。
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衣類につけられるお名前シールは
- 半透明でナチュラルな仕上がりになるアイロンシール
- 黒や柄物の靴下にも使える色付きのラバーシール
- アイロン無しでタグに貼り付けられるノンアイロンシール
の3種類ございますので、ぜひ目的に合ったものをご検討くださいね。
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