入園準備では、お子様の持ち物すべてに名前を入れないといけません。
たくさんの名前入れは時間もかかって大変ですし、特に文字に自信がないママは名前入れの作業を苦痛に思うかもしれませんね。
そんな時に、簡単に持ち物に名前入れが出来るお名前シールやお名前スタンプといったグッズがとても便利です。
ただ、お名前シールとお名前スタンプ、結局どっちを買って使えばいいんだろうと疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、素材や目的に合わせてお名前シールとお名前スタンプのおすすめをご紹介します。
もくじ
全て名入れグッズで名入れをしたいならお名前シールとスタンプどっちも買う
全て名入れグッズで名入れをしたい人はどちらも買って併用するといいでしょう。
これは、名前シールと名前スタンプには、それぞれ向いてる素材・不向きな素材があるからです。
詳しい素材に関しては後ほど解説します。
また、名前入れグッズを使う人によって、使う目的は様々ですよね。
手書きと名入れグッズを使い分ける人もいれば、全ての持ち物に名入れグッズを使って名前入れをしたいという人もいます。
この記事ではお名前シールとお名前スタンプのそれぞれのメリットとデメリットをご紹介するので、手書きと名入れグッズを使い分ける人は、自分にあったものをどちらかを選びましょう。
逆に、全て名入れグッズで名入れをしたい人は、そのメリット・デメリットや使い分け方を知ったうえで、どちらも買って併用するとよいでしょう。
お名前シールとスタンプで名前入れが出来るもの出来ないもの一覧
先述の通り、お名前シールとお名前スタンプはどちらかが万能というわけではなく、それぞれに向き不向きの素材があります。
また、お名前シールは大きく分けると、文房具やコップなどに貼れる防水タイプのものと、衣類やバッグに貼れるアイロンシールの2種類があります。
それぞれの名入れグッズによる、向き不向きの素材は、以下の通りです。
◎ … 特におすすめ
○ … おすすめ
△ … 素材によっては落ちやすいものもある
× … 適さない
貼る素材 | 防水 シール | アイロン シール | お名前 スタンプ |
---|---|---|---|
プラスチック | ◎ | × | ○ |
ビニール | ◎ | × | ○ |
紙 | ◎ | × | ○ |
布 【淡色】 | × | ◎※ | ◎ |
布 【濃色】 | × | ◎※ | △ |
木 | △ | × | ◎ |
上記の表は簡易的な目安の表です。
商品によって、より詳細に向き不向きが分かれているので、詳しくはこちらをご覧ください。
防水シールは、プラスチックでできた文房具やコップなど、ビニールの長靴や紙製のノートに向いています。
アイロンシールは、アイロンが出来る布製品の名入れに向いていますが、シール自体が透明のタイプと、色付きのタイプに分かれているので、それによって使える布の色は分かれます。
お名前スタンプは、プラスチック・ビニール・紙・淡色の布・木製の物に使えます。
お名前シールとお名前スタンプのそれぞれのメリット・デメリット
お名前シールとお名前スタンプの向き不向きは、素材だけではありません。
貼り付けるときの付けやすさ、見た目、コスパなど様々な特徴があります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
お名前 シール | ・見た目が可愛い ・文字の読めない子供でも自分の持ち物と認識できる ・子供でも簡単に貼り付けられる ・黒や濃い色の物にも名前入れが出来る | ・剥がれる場合がある ・おむつなどの使い捨てには向いていない ・アイロンシールは手間がかかる ・数量を買わないと無くなってしまう |
お名前 スタンプ | ・ポンと押すだけで簡単 ・インクを変えれば半永久的に使える ・おむつなどの使い捨ての物にも使える | ・湾曲した面には押せない ・コツを掴まないと失敗することがある ・失敗したときに跡が残ってしまう ・インクの黒色だけなのでシールと比べると可愛さには劣る |
それぞれの詳細を説明します。
お名前シールのメリット
- 見た目が可愛い
- 文字の読めない子供でも自分の持ち物と認識できる
- 子供でも簡単に貼り付けられる
- 黒や濃い色の物にも名前入れが出来る
お名前シールは見た目がよく、貼るものの色を選ばないこと。
そして、お子様が自分の持ち物だと認識することで物に愛着を持てるようになることから、教育的なメリットがあります。
見た目が可愛い
お名前シールには、色がついていたり、イラストが入ったりしているので見た目が可愛いのが大きな特徴です。
シンプルなデザインの物から、動物・車・リボンなど子供が好きな柄入りまで、様々な種類から好きなデザインを選べるのも楽しみの1つ。
マジックで書けば、にじみや文字の癖で不格好で野暮ったく見える文字も、シールを張ることで簡単におしゃれに名入れすることが出来ます。
文字の読めない子供でも自分の持ち物と認識できる
イラストが入っているお名前シールであれば、文字が読めない小さな子どもでも、自分の物だと認識できます。
子供がひらがなが読めるようになるのは3~5歳くらいといわれていますが、0歳から保育園に子供を預ける家庭が増えていますよね。
イラスト入りのお名前シールを使えば、ママや保育士に役立つだけではなく、ひらがなが読めるようになる前の幼い子供にとっても意味のある目印として役立つのです。
さらに「この柄が○○ちゃんの持ち物の目印だよ」と教えてあげることで、幼いころから自分の持ち物を認識して、愛着を持つことが出来ます。
子供でも簡単に貼り付けられる
小学校入学前くらいになれば、アイロンを使わない防水シールであれば、子供でも簡単に貼り付けることが出来ます。
マジックで手描きする場合や、お名前スタンプを押す場合は、うまく出来ない可能性があるのですが、防水シールは比較的簡単です。
特に子供はシールが大好きですし、保育園の工作でも「貼る」という行為自体はかなり慣れてきます。
入園・入学前の名前入れという大変な作業を子供と一緒にすることで、子供は持ち物に対する愛着を持つことができ、ママにとっては時短にもなります。
黒や濃い色の物にも名前入れが出来る
お名前シールの中でも下地があるシールであれば、黒色や濃い色のものにも名前を入れることが出来ます。
普通の油性ペンやお名前スタンプでは、黒のインクなので、どうしても文字が読みづらくなってしまいますが、お名前シールではその心配はありません。
特に男の子の持ち物は、好みにもよりますが、黒色や紺色が多くなってしまったりしますよね。
お名前シールを使えば、濃い色の持ち物であっても名前入れに困ることが無くなります。
お名前シールのデメリット
上記では、お名前シールのメリットをお伝えしましたが、以下のようなデメリットもあります。
- 剥がれる場合がある
- おむつなどの使い捨てには向いていない
- アイロンシールは手間がかかる
- 数量を買わないと無くなってしまう
剥がれる場合がある
お名前シールはどうしても使っている間に、摩擦や洗濯によって剥がれてしまう場合があります。
ただ、商品によって耐久性はバラバラです。
できるだけ剥がれにくい耐久性のあるシールを選び、正しい方法で貼り付けることで、剥がれにくくはなります。
アイロンシールの剥がれにくい貼り方と選び方は、こちらのコラムをご覧ください。
⇒ アイロンでつけた名前シールが剥がれる!剥がれない貼り方を紹介
おむつなどの使い捨てには向いていない
お名前シールは、基本的にずっと使い続ける文房具や衣類用に作られた耐久性のあるシールなので、消耗品に使うのは向いていません。
メーカーとサイズによりますが、お名前シール製作所で取り扱っている防水シールの場合、1枚あたり1.5~9円くらいです。
ずっと使い続ける分にはコスパは悪くないですが、おむつなどの一日に何枚も消費するような使い捨ての物に使うにはもったいないですよね。
実際におむつには、手描きかお名前スタンプで名前書きをしているママが多いようです。
アイロンシールは手間がかかる
アイロンで貼るタイプのお名前シールは、アイロンを出して、スイッチを入れてしっかりとアイロンがけをしないといけないので、普段からこまめにアイロンをしていない人からすれば、大きな手間と言えます。
さらに、お子様のいる部屋でアイロンをかけると、やけどの危険もあります。
数量を買わないと無くなってしまう
お名前シールは、油性ペンやお名前スタンプとは違い、貼れば貼るほど目に見えて減っていきます。
当然ながら、数量を買わないと無くなってしまいます。
頻繁にお店で買い直したり、ネットで発注しなおすのは、忙しいママにはとても面倒ですよね。
保育園の入園前に購入する前に買うなら、剥がれてしまったり持ち物が壊れたりして貼りなおすことも考慮すれば、150~200枚くらい買っておけばしばらく買いなおしの必要はないでしょう。
お名前スタンプのメリット
- ポンと押すだけで簡単
- インクを変えれば半永久的に使える
- おむつなどの使い捨ての物にも使える
お名前スタンプは、簡単で何度も押せて、長く使えることがメリットです。
ポンと押すだけで簡単
お名前スタンプは、なんといってもポンと押すだけで簡単に名前入れが出来るのが特徴です。
プラスチックの文房具から、布製品まで、幅広い持ち物に次から次へと素早く名前を入れることが出来ます。
インクを変えれば半永久的に使える
お名前スタンプは、インクを交換さえすれば、半永久的に使うことが出来るのもメリットです。
シャチハタの公式サイトによると、1回のインキ補充で3,000~5,000回くらいの捺印が可能だそうです。
お名前シールのように買いなおす必要がなく、長く使うことが出来るというメリットがあります。
おむつなどの使い捨ての物にも使える
お名前スタンプは、1回あたりのコストも低いので気軽に消耗品に使うことが出来ます。
例えば、お名前スタンプが2000円で、4000回押せるとすれば、1回の名前入れにかかるのは、たったの0.5円。
お名前シールの1枚あたり1.5~9円と比べると、かなりコストが低いことが分かります。
だから、おむつやマスクといった使い捨ての物でも気負わず使うことが出来ます。
お名前スタンプのデメリット
メリットの多い、お名前スタンプですが、以下のようなデメリットがあります。
- 湾曲した面には押せない
- コツを掴まないと失敗することがある
- 失敗したときに跡が残ってしまう
- インクの黒色だけなのでシールと比べると可愛さには劣る
湾曲した面には押せない
お名前スタンプのデメリットとして、鉛筆やコップなどの、湾曲した面には押せないことがあります。
どうしても、スタンプは滑りやすいですし、湾曲した部分に押そうとすると、ずれて汚くなってしまったり、ゆがんだりしてしまいやすいです。
コップなどであれば、底面など、できるだけ平たい部分を選んで押すことが出来ますが、細長くてまっすぐな部分がない色鉛筆などでは、お名前スタンプで名前入れをするのはかなり難しくなってしまいます。
コツを掴まないと失敗することがある
お名前スタンプは、失敗することがあるというデメリットがあります。
平らな机の上で契約書に印鑑を押したときに、ずれてしまったりブレてしまったりしたことはありませんか?
スタンプしやすいはず平らな机と紙でも、失敗するくらいなので、滑りやすいプラスチックやごわつく布製品だと、さらに失敗しやすいといえます。
コツをつかんでしっかりと押さないと、写真のように、お名前スタンプがぶれてしまって、文字が読みづらくなってしまうことがあります。
失敗したときに跡が残ってしまう
先述のように失敗しやすいお名前スタンプですが、特に布の場合は、失敗した後に落とせないことが多いです。
お名前スタンプに使われているインクは、油性ペンと同じく、石鹸などで簡単に取れない成分でできています。
特に上手に押せるコツをつかむまでは、いらない布で練習してみたり、目立たないところに押してみたりする方がいいかもしれません。
インクの黒色だけなのでシールと比べると可愛さには劣る
カラフルでかわいらしい見た目のお名前シールと比べると、黒色インクのお名前シールは可愛さでは劣っているといえます。
お名前スタンプにも、可愛いイラスト入りの物もありますが、やはり色が有る無しでは印象はかなり違います。
可愛さにこだわるのであれば、お名前スタンプよりお名前シールの方が向いているでしょう。
まとめ
お名前シールとお名前スタンプ、どっちを選べばいいのか分からなくなったときは、自分がどんなものに使いたいか、何を目的に名前入れグッズを買うかによって使い分けてみるとよいでしょう。
お名前シールもお名前スタンプも1度買ってしまえば、子育て中に長く使えるのでもしくはどちらとも買うのもアリですよ。
お名前シール製作所では、お名前シールと名前スタンプを販売しております。




