子供が保育園に着ていく服は、すべて名前を書かないといけませんよね。
アイロンシールは、簡単にきれいな名前入れが出来るのでママたちにも人気のある商品です。
ただ、サイズが合わなくなった服をメルカリや古着屋に売りたいと思ったとき、名前シールを剥がしたいと考える人も多いようです。
この記事では、口コミで聞いた名前シールの剥がし方を実践し、実際にどれくらいきれいに剥がすことが出来るのかを紹介します。
もくじ
アイロンで付けるタイプの名前シールは基本剥がせない
アイロンシールは、お子様が日々元気に動き回ったり、頻繁に洗濯機にかけたりしても、簡単に剥がれないように作られています。
そして、剥がすことを前提に作られているわけではないので、絶対に綺麗に剥がすことができるという方法は基本ありません。
以下では、剥がし方をご紹介しますが、あくまでもどうしても剥がさないといけない場合の対処法です。
糊が残ってしまったり、服が傷んでしまったりするリスクがございますので、自己責任でお願いします。
アイロンで付けるタイプの名前シールの剥がし方
アイロンでつける名前シールを剥がすときは、熱を加えて、引き剥がしていきます。
ですので、シールを貼っていた布製品が、熱や引っ張りよって傷むことがあるので注意しましょう。
(1)中温(160度前後)でシールの裏からアイロンがけする
まずは、アイロンシールの裏側から中温(160度前後)のアイロンを当てましょう。
こうすることで、アイロンシールの糊を溶かして剥がしやすくします。
もし、アイロンシールを張っている布自体が分厚くて裏からだと熱が届かない場合、当て布をして面からアイロンをしても大丈夫です。
高温すぎたり、長い時間アイロンを当ててしまったりすると布を傷めてしまうことになるので注意しましょう。
(2)布が熱いうちにピンセットなどで端からめくる
アイロンをかけたら冷めないうちに、面向けて、端っこからシールを剥がしましょう。
まだ布は熱いので火傷に注意しながら、ピンセットなどで摘んでいきましょう。
しっかりついているので、布が引っ張られます。
左手はできるだけピンセットの近くを押さえて、布が引っ張られすぎてヨレるのを防ぎましょう。
このように、敗れながら剥がれていきます。
アイロンシールを剥がした跡
こちらが上記の方法で、アイロンシールを剥がした跡です。
今回はシール自体は残らず、綺麗に剥がれました。
ただ、写真ではわかりづらいですが、シールを貼っていた部分の繊維はシールにくっついてしまったため、毛羽立ってしまって少しだけ薄くなっています。
アイロンで転写するタイプの名前シールの剥がし方
アイロンで貼る名前シールには、転写するタイプの製品もあります。
転写するタイプのアイロンシールは、上記の方法で剥がそうとしましたが、剥がれませんでした。
そこで、以下の方法で試したところ剥がすことができました。
転写するタイプのシールも、剥がすときにシールを貼っていた布製品が、熱や擦れよって傷むことがあるので注意しましょう。
(1)80度くらいのお湯をシール部分にかける
まずは、沸騰する直前(80度)くらいまでお湯を沸かします。
そして、そのお湯を名前シールの部分にかけましょう。
こうすることで、アイロンのように熱で糊を溶かすことができます。
(2)やけどしないように爪で端っこをこする
お湯をかけたら、少しだけ冷まし、火傷しないくらいのあったかさになったところで、爪で少し引っ掻きます。
するとボロボロとアイロンシールが剥がれてきました。
(3)いらない布をこすり合せる
そのあとは、布同士をこすり合せることで素早くアイロンシールが剥がれていきました。
写真では、アイロンシールを貼っていたTシャツ同士を擦り合わせていますが、この擦り方は少なからず布を傷めてしまうので、できれば不要になった布でゴシゴシとこするのが良いでしょう。
転写シールを剥がした跡
上記の方法で、転写したアイロンシールはほとんど消えました。
ただ、少しだけ色が残ってしまっています。
服の内側などの目立たない部分であれば、問題ない程度まで消すことができました。
上から別の名前シールを貼って消すのも有効
アイロンでしっかり貼った名前シールは綺麗に剥がれない場合があります。
また、布製品を傷めないためにはむやみに剥がさないほうがいい場合もあります。
その場合は、今貼っている名前シールの上から、別の名前シールを重ね貼りするのも有効です。
アイロンシールを3枚以上重ねて貼ってしまうと、ゴワついて見た目が変になったり剥がれやすくなったりしてしまう可能性がありますが、2枚くらいであればさほど見た目にも違和感はありません。
特に、体操服などに学年とクラスを書いた場合は、上から白のアイロンシールを貼ってしまっているママも多いようです。
メルカリなどで売る場合も、空欄の名前シールを貼っておけば、見た目も悪くならず、次に利用する人が簡単に名前を入れることもできるので親切です。
その場合は、もともと貼っていた名前が透けて見えないように、マジックで塗りつぶしておくといいでしょう。
このように、一度貼ってしまった名前シールはあえて剥がさず、上から別のシールを貼ってしまうというのも一つです。
まとめ
アイロンではる名前シールは、耐久性が求められるため剥がれにくいことが多いです。
ただ、事情によってはどうしても剥がさないといけないこともあると思うので、そんな時は今回ご紹介した方法で試してみてください。
ただし、糊が残ってしまったり、服が傷んでしまったりするリスクがございますので、自己責任でお願いします。
服に貼ったお名前シールを、使い終わったら剥がしたいのであれば、比較的剥がれやすいノンアイロンシールもおすすめです。
ノンアイロンシールとは、服のタグにぎゅっと貼るシールでアイロンは使いません。
洗濯などによる耐久性は、アイロンシールと比べると劣ってしまいますが、剥がしやすいのでおすすめです。
お名前シール製作所では、お名前シールを販売しております。
衣類につけられるお名前シールは
- 半透明でナチュラルな仕上がりになるアイロンシール(転写でつけるシール)
- 黒や柄物の靴下にも使える色付きのラバーシール
- アイロン無しでタグに貼り付けられるノンアイロンシール
の3種類ございますので、ぜひ目的に合ったものをご検討くださいね。
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