もうすぐ幼稚園にご入園されるみなさま、大変におめでとうございます。
晴れの日のママさんパパさんの服装は、もうお決まりでしょうか。まだ準備ができていない方は、何から進めたらいいか不安になっているかもしれません。
入園式の服装に関するルールや一般的な常識はやっぱり調べておいた方がいいかな?
ある程度は、事前に知っておくべきよ!
入園式の主役は子どもだけど、大人のマナーをきちんと守っていなければ、自分が恥ずかしい思いをしてしまうかもしれないからね!
ここでは、ママパパの入園式での基本マナーとNGファッションを徹底解説していきます。
入園式の前にしっかり読んで、一生の思い出に残る素晴らしい式にしてくださいね。
もくじ
入園式のマナー

もうすぐ入園を迎えられるお子様とご家族のみなさん、入園おめでとうございます。入園式は、お子様の成長を祝う式典です。
これからお世話になる先生方や保護者にご挨拶する日でもあるので、カジュアルすぎず、失礼のない服装で行きましょう。
初めてのママにとっては、どの程度が式典にふさわしいのか分かりませんよね。
ママがきになるヘアスタイルとメイクのマナーについて詳しく見ていきましょう。
ヘアスタイル
入園式はフォーマルな場ですので、きちんとお手入れされた髪型が良いでしょう。前夜に自然乾燥や半乾きの状態で寝てしまうと、パサつきの原因になります。
式では、子どもたちと先生・保護者の全員で集合写真を撮りますよね。
写真写りをよくするためにも、顔まわりをスッキリさせましょう。
前髪で顔が隠れたり、眉や目に入らないように整えることで、スッキリしたヘアスタイルをキープすることができますね。入園式の主役は子どもたちですので、派手な髪飾りやヘアアレンジはNGです。
ロングヘアのママさんの場合は、普通のヘアゴムで結ぶのではなく、リボンが付いているものやバナナクリップなどでまとめましょう。
髪を留める位置は、耳と同じ高さが良いです。一番上品な高さで顔まわりをシュッとして見せてくれるので、小顔効果がありますよ。
メイク
大前提として、入園式というフォーマルな場でノーメイクはマナー違反です。
普段、メイクをほとんどしないというママさんでも、ベースメイクとリップだけでも良いのでメイクをしていきましょう。着ていく服装にも合わせながら、ポイントメイクはいつもよりほんの少しだけ濃いめがおすすめです。
特に気をつけたいのが、リップです。
リップを直塗りしてきれいに映えるのは20代までと言われています。
30代になると、口角が下がり輪郭がぼやけやすくなるので、きちんとリップブラシで塗ることで、美しく形の整った唇に仕上がります。
また、チークは血色をよく見せてくれますし、若々しく健康的に見えるので入れるようにしましょう。頬骨の高い位置に入れるとキレイに仕上がります。
各コーデの着こなし方

女性の場合は、フォーマルシーンにおいても色々な服装の着こなし方があります。子どもが主役の入園式の場合は、どんなコーデを着るのがふさわしいのでしょうか。
ママさんの代表的なフォーマルスタイルとして、パステルスーツ・ワンピース・着物の3つをご紹介していきます。
パステルスーツ
最も一般的に多いのがクリーム系・ベージュ・ピンクなどパステルカラーのスーツです。
中でも人気なのは、オフホワイトや春らしいパステルピンク、クリーム系のカラーです。
上下でパステルスーツにした方が良いですが、パステルスーツはちょっと似合わないし、着こなせる自信がないという人は、パステルカラーのジャケットに黒や紺色のワンピースを合わせると引き締まって見えます。
パステル系のカラーでなくても、ふんわりとしたシフォンのスカートを合わせたりするだけで、春らしさを出すことが出来ます。
ワンピース
幼稚園に入園すると、フォーマルコーデをする機会も増えてきます。
そこで一着は持っておきたいのがワンピースタイプです。
着脱が楽ですし、動きやすいので下に兄弟がいる家庭は行動が楽チンで多くのママさんから人気となっています。
また、妊娠中でも華やかに着こなせます。人気なのは、春の装いにぴったりのベージュ系やシフォン素材・レース素材です。
まだ少し肌寒い場合は、合わせるジャケットによってビシッと決めたスタイルにすることもできますし、ノーカラージャケットやセットのジャケットでふんわりとしたかわいいママを演出することもできますね。
入園式以外でも活躍できそうなアイテムが多いので、一着持っているととても便利です。
着物
着物を着てくるママさんは上級者だなんて思ってませんか。
動きにくいし、目立つので着物で式に参加するママさんはまだ少ない印象があります。
ちょうど桜が咲いているところでは、美しい桜と着物がとても映えるので、入園式に着物はおすすめです。着物の正装には4種類あり、入園式にふさわしいのは「訪問着」「色無地」「付下げ」です。
特に訪問着はパーティーや結婚式などフォーマルな場で一番よく着られるスタイルなので、入園式にもおすすめです。
帯の結び方は、入園式などお祝いの場に最もふさわしい「二重太鼓」結びが良いでしょう。慣れている人でないと、自分で着付けるのは難しいですし、大切な式なのでシワがあったり、間違った着付けで行くのはよくありませんね。
そのため、レンタル着物店などで着付けをしてもらうのが無難でしょう。
入園式シーズンは、予約が混み合うことが多いので、早めに予約しておくことをおすすめします。
年代別おすすめコーディネート

それではここで、20〜30代、40代以上と世代別に分けておすすめのコーディネートをご紹介します。
実際に先輩ママさんはどんな服装なのか、自分には何が合うかを考えながら見てみてくださいね。
20〜30代向け
幼稚園ママさんの年齢で一番多い層がここではないでしょうか。
最近では20代前半の若いママさんも増えてきて、フォーマルスーツを購入したことがない人もいるはずです。ジャケットとワンピースなどセットで販売されているものなら、2万円弱で購入することができます。
ファストファッションのお店でもフォーマルスタイルを取り揃えるようになってきているので、もっとお安く済ませたい人は1万円以下でも手に入るでしょう。
式にふさわしいようなジャケットやスカートを持っている場合は、持っているものに合うアイテムを選んでみましょう。きれい系・かわいい系はいつの時代もそれぞれトレンドがあるので、ママさんの好みで好きな方を着るようにしてください。
ワンアイテムのリボンやコサージュは取り外し可能なものの方が、アレンジが効くので便利です。
服装だけバッチリ決まっていても、カバンと靴、ヘアスタイルも全身で合わせることが大切ですので、各アイテムも色合いが合っているかどうか確認しましょう。
時々、ちょっとおしゃれな格好ならいいと思って、フォーマルスーツではなく華美なジャケットにスカート、高いヒールを履いてくるようなママさんがいます。
パーティーに来ているわけではありませんので、子どもが主役の入園式という場であることをきちんと理解して服装を選ぶことが大切です。
そんな20〜30代ママさんにおすすめのコーデをいくつかご紹介します。
入園式の定番コーデ フェミニンセットアップ
華やかな場にふさわしいパステルカラーのセットアップは、いつの時代もママから大人気です。周りと浮くこともないですし、パステル系のカラーは入園にぴったりです。
最初からセットアップになっていれば、コーデに迷うこともありませんね。
持っているジャケットやバッグ、アクセサリーでちょこっとアレンジすることで、同じようなスーツを着ているママがいても、自分だけのオシャレ感を演出できますよ。
また、ツイードのセットアップは、卒園式にも着れる万能アイテムです。
落ち着いたグレーや紺を着れば、引き締まった印象になります。
インナーのブラウスやネックレス、コサージュを違う色に統一することで、全体的にまとまって見えます。
全然ありのパンツスタイル
スカートはちょっと動きにくいし、普段履かないからパンツがいいな・・・と思っているママさんも多いのでは。
入園式では、パンツスタイルでも全然OKなのです。
パンツの方が格段に動きやすいですし、赤ちゃんや小さい妹弟と一緒に参加の場合は、スカートより行動が楽ですよね。
トップスと同系色のパンツを履いて、セットアップ風にするとかっこよく決まります。
最近は、ファストファッションでも高級感のあるフォーマルスタイルがありますので、インナーや小物の色を変えるだけで、プチプラとは思えない品のある印象に仕上げられますよ。
若いママにも着て欲しい着物
入園式に着物はちょっとハードルが高いと感じる人もいるかと思いますが、桜の季節に鮮やかな着物はとっても美しく、ぴったりのコーデです。
若いママさんにも着物の素晴らしさを知って欲しいですね。
20〜30代ママには、柔らかく温かみのあるクリームベージュやピンク系は、派手になりすぎないので人気が高いです。
ママはあくまでも脇役で主役は子どもですので、自分自身は清楚で上品なコーデを心がけましょう。
40代〜向け
続いて、40代以上のママさんはどんなコーディネートがふさわしいのでしょうか。
フォーマルなコーデは初めてじゃないママさんも多いはずですので、自由にジャケットやスカートを組み合わせて、自分らしい着こなしを楽しんでみましょう。
ロングタイプのタイトスカートを履けば、エレガンスで上品なママさんを演出できます。
しっとりと映える着物は、周りから一目置かれること間違いなしですし、初めて会うママさんたちにとっても好印象を与えられるでしょう。
お尻や太ももなど気になるところをカバーしたい人には、Aラインのスカートがおすすめです。
パステル系のピンク・ブルー・グリーンは、どの世代でも春らしく上品なイメージを与えてくれるので、自分らしい着こなしでカラーを楽しみましょう。
スーツスタイルなら落ち着いたカラー
幼稚園の入園式だけでなく、卒園式・小学校の入学式など今後も使いまわしていきたいと考えているママさんは多いですよね。
40代以上では、大人らしく、さりげなく華やかなコーデを作れるネイビーやブラック系のスーツを着ると良いでしょう。ワンピースなどゆるっとした感じの服装だと、楽ですがスタイリッシュ感がありません。
アクセサリーやジャケットなど一手間加えるだけで、年齢を感じさせない華やかさを出すことができます。
大人らしさを出せる着物
女性らしく、清らかに着物を着こなせるのが40代以上の女性の魅力ではないでしょうか。
若い世代には、クリーム・ピンク系のカラーが人気ですが、若草色や水色といった春の景色に映える着物は、まさに入園式にぴったりです。
着物を着こなしていれば、上品で初めて合うママさんにも好印象を残せること間違いなしです。
入園式のNGファッション

初めての入園式を迎えられるママにとって、フォーマルファッションといっても幅広いので、どんなスタイルが適しているのか悩みませんか。
ここでは、絶対にそれはNG!というマナー違反のファッションをご紹介します。もしかしたら、これってダメなのかもと思っていることや不安がある人は要チェックです。
正しいスタイルで大切な晴れの日をお祝いしましょう。
膝上のミニ丈スカート
特に若いママさんに多くみられるのが、フォーマルな場なのに膝上のミニスカートです。
フォーマルシーンに慣れていないにしても、常識的に膝上はマナー違反となります。スカートは膝丈が基本です。
入園式では、保護者が立ち座りすることが多いので、座っても膝が出ないような丈にすれば間違いないです。
厚底のヒール・オープントゥ
服装は良いのに、すごーく厚底を履いてくるママさんはNGです。
普段から厚底の靴をよく履いている人にとっては、履き慣れているかもしれませんが、フォーマルの場では無難に「パンプス」にしましょう。
式の会場では、結局スリッパに履き替えることになりますので、靴でおしゃれしようとしても、ほとんど履いている時間はありません。
それに、何度も言っていますが主役はママさんではなく子どもです。
フォーマルシーンでの平均的なヒールの高さは5cm〜8cmとされています。
また、フォーマルな場で必ず誰かがやっちゃうオープントゥ。
正式な場でつま先が出るパンプスやヒールは絶対にNGです。
おしゃれを重視したり、履きやすさを求めたい気持ちは分かりますが、フォーマルシーンでは禁止というルールが世界中でありますので、必ず守りましょう。
黒ストッキング・柄ストッキング
まだ少し肌寒いと黒ストッキングを選びがちですよね。
しかし、フォーマルな入園式という場ではよろしくありません。
黒は晴れやかな日に暗い印象を与えてしまうので、普通のベージュストッキングを選びましょう。寒い場合は、服装で調整したり、見えないところにカイロを貼るなどして工夫しましょう。
高デニールで肌が見えないようなタイツもNGです。
足を出したくないのであれば、パンツスーツを着用すると良いでしょう。
パパの入園式の服装マナー

入園式には、パパママ揃って参加したいものですよね。
平日に行う園もあるため、お仕事の都合などで来られないパパも多いかと思いますが、ビデオカメラ係をやってくれたり、一緒に写真に写りたいと思うママさんはたくさんいるはずです。
幼稚園では、パパさんたちに行事で活躍してもらいたいときや、父親参観などパパの出番は意外と多いのです。
先生たちも、お父さんたちにお手伝いしていただけることは本当に助かっています。パパ同士も初めましての場なので、かっこよくスマートに決めたいですね。
基本として、パパの入園式ファッションはスーツですが、ネクタイやシャツ、スーツの色など、なんでも良いわけではないのです。
ここでしっかりとポイントを押さえて、かっこよく決めましょう。
スーツの色
パパのスーツの色は、あまり決まりはありません。
園のこだわりや格式などによって、ふさわしさはそれぞれあるかと思いますが、基本的には「ネイビー」か「グレー」が無難です。
落ち着いた色ですし、目立つこともなくどんなシーンにも合わせられますね。
ストライプなどの柄は入っていても問題ないですが、無地が一番良いです。
パパが目立つスーツを着る必要性はゼロなので、自分が恥ずかしい思いをしないためにも、無地を選びましょう。
ネクタイ
ネクタイは派手すぎなければ何でも良いです。
ただし、白ネクタイは絶対にNGです。
入園式では、園の関係者や来賓の方のみが着用して良いカラーになっています。
基本的なマナーをわきまえて、ブルーや控えめなストライプなどを選ぶと良いですね。
入園式に先生が思うこと

幼稚園入園は、子どもにとっては全てが初めての世界となります。
パパママにとっても、子どもの成長を願うだけでなく、今まではおうちでいっぱい泣いたり、笑ったり、手のかかることばっかりだった子も、今日から幼稚園生です。
入園式っていろんな思いが重なりますよね。
この始まりは、子どもだけでなくママさんも一緒に成長していくスタート地点なのです。初めてでも何度も経験していても、子どもにとっては毎日が新しくてドキドキワクワクな日々です。
うちの子は大丈夫かなと、毎日毎日、子ども以上にママの方が不安でいっぱいになるかもしれません。しかし、今はまだ小さな身体でもいつかは大人になって、自立していきます。幼稚園には、たくさんのお友達と優しい先生たちがいっぱいいます。
心配なのはどんなママでも同じです。
だからこそ、自分も成長しようと子どもと一緒に一つ一つできることを増やしたり、今しかできないことを楽しめば良いのです。
無限の可能性のある子どもをママが一番に信じてあげることで、子どもも幼稚園が楽しくなるし、ママも共に成長していくことができます。
大きな心を持って、毎日ママが笑顔で幼稚園にいってらっしゃいと言ってあげましょう。
まとめ

今回は、もうすぐ入園式ということで、ママとパパの服装に関する完全マニュアルをご紹介しました。
いつもと違うフォーマルシーンでは、色々と細かいマナーがあるので、基本のマナーを押さえつつ、自分らしくおしゃれを楽しんでみてください。
子どもにとっても、ママパパにとっても素晴らしい入園式となりますように。
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