
保育園入園決定、おめでとうございます!!
入園準備で必要なものは、保育園によって多少前後しますので、入園説明会以降に持ち物を用意されると安心です。
ただ、保育園入園を0歳児のうちに考えて準備を始めるママさんには、哺乳瓶の用意は必須かもしれませんね。
そこで、哺乳瓶の選び方からお名前付けのコツを現役保育士であり、5歳と8歳の二児の母である私がご紹介します。
保育士として、哺乳瓶のお名前付け失敗あるあるもお話しますので、これから用意される方、お名前付け方法に悩み中の方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
保育園での授乳は?ミルク・おっぱい問題

0歳児で保育園入園でママにとって一番心配なのは、ミルクやおっぱい、離乳食などの【食】の問題ではないでしょうか?
おっぱいを卒業して、保育園に入園するのがベストではありますが、子どもにとっておっぱいの時間は何よりも癒しの時間。
スキンシップの時間でもあるので、無理に卒業しなくても大丈夫ですよ♪
次は、哺乳瓶練習は必要なのか、哺乳瓶に慣れさせるポイントについてお話します。
哺乳瓶練習は必要?
日中は保育園生活を考えて徐々に少なくする方向で、夜だけおっぱいでスキンシップを図るご家庭も多いです。
ただ、母乳育児のお子さんの場合、哺乳瓶を嫌がる傾向が…。
おっぱい回数を減らす努力よりも、おっぱいから哺乳瓶に慣れるトレーニングも必要になってきます。
一気に始めるとママにとっても、お子さんにとってもツライ時間になりますので、1日1回は哺乳瓶を吸わせる時間を作るようにしましょう。
哺乳瓶に慣れさせるポイント
次に、哺乳瓶に慣れさせるためのポイントをご紹介します。
ポイントは4つ。
- 1日1回は哺乳瓶を吸わせる時間を作る
- 授乳の前(お腹が空いている時)に哺乳瓶タイムを設ける
- 初めは、哺乳瓶の乳首に母乳を絞って入れて飲ませる
- 嫌がったら、無理強いはせず、時間を置いて再チャレンジする
母乳を飲む時間が長ければ長いほど、おっぱいの感触に慣れているため、哺乳瓶の乳首を異質と感じ嫌がります。
ですので、嫌なものではないことを少しずつ慣れてもらうため、余裕をもって早めに哺乳瓶に慣れさせていきましょう。
保育士おすすめ★哺乳瓶の選び方

哺乳瓶といっても、たくさんのメーカーからいろいろなタイプが出ていますよね。
哺乳瓶を用意する時、注意して頂きたいのが哺乳瓶のサイズ・ちくびの選び方。
初めてママさんにとっては、どんなことに気をつけて選べばいいかが悩みの種かもしれません…。
ここでは、保育士として哺乳瓶やちくびのサイズや選び方をご紹介しますので、哺乳瓶選びの参考にしてみてくださいね♪
哺乳瓶のサイズ
赤ちゃんがミルクを飲むために使う哺乳瓶にはたくさんの種類があります。
どのように選べば良いのか、選び方に悩みますよね…。
まず、哺乳瓶にはどのような素材・サイズがあるのか哺乳瓶の種類についてお話します。
哺乳瓶の素材
哺乳瓶の素材には、
- ガラス
- プラスチック
- シリコン
があります。
これらの種類には、それぞれの特徴がありますのでご紹介していきますね。
【ガラス製】
ガラス製の哺乳瓶は、熱や消毒に強いのがメリット。
ミルクを冷水で冷ましたり、搾乳して冷凍保存しておいた母乳を温めたりするときに便利です。
また、長期間使っていても細かい傷がつきにくく劣化の心配がない、また匂いが移りにくいなど衛生的なのも嬉しいポイント!
ただし、ガラス製ですから落とした時は壊れます…。
【プラスチック製】
軽くて割れないため持ち運びしやすいことがメリット。
ガラス製よりも劣化しやすく、ミルクを冷ます時に時間がかかりやすいことがあります。
商品によって耐熱温度に違いがある場合があるため、煮沸や電子レンジ使用に問題がないかどうか確認しておきましょう。
【トライタン製】
最近出てきた素材で、プラスチック製よりも劣化しにくく傷が目立ちにくいのがメリット。
電子レンジでの消毒はできないので、消毒方法には注意が必要です。
素材の特徴をおさえておくことで、自宅では熱伝導の良いガラス製・お出かけ先では軽く持ち運びしやすいプラスチック製など、シーンに合わせて使い分けても良いですね。
哺乳瓶のサイズと選び方ポイント★
哺乳瓶の容量は大きく分けて2サイズあります。
★小サイズ…120~160ml。
★大サイズ…240ml。
母乳メインでミルクを少し足す程度であれば、小サイズでも問題ありません。
ただ、0歳児入園を予定されていて、保育園でミルクを飲むために購入するのであれば、大サイズの購入をおすすめします。
保育園では、離乳食の場合、離乳食+ミルク、午前中と午後に1日3~4回ミルクを飲みます。
離乳食後は、子どもの月齢・離乳食の食べによってミルク量を調節しますが、午前と午後は180~200mlを飲むので小サイズだと2回に分けて授乳しなければいけません。
お腹が空いている子どもを待たせるのは酷なため、200mlが一度に作れる哺乳瓶を推奨している保育園が多いのです。
小サイズだと、月齢によって買い替えの必要があるので、買い替えが面倒・費用を安く抑えたい方には大サイズ購入が良いかもしれませんね。
ちくび選びのポイントは?
ちくびには、サイズ・素材・硬さや穴の形でたくさんの種類があります。
一般的に、SS~S、M、Lサイズの3種類。月齢に合わせてサイズを選びましょう。
新生児~生後3か月頃には、一番小さなSS~Sサイズ、3~4か月からはMサイズ、6か月からはLサイズが目安になります。
生後1ヶ月からはSサイズにするなど、メーカーによってサイズ表示が表記してあります。購入時にパッケージをしっかりと確認し、赤ちゃんに合ったものを選びましょう。
哺乳瓶によっては、新生児から卒乳まで使えるちくびもあるみたいですが、毎日使うものですから劣化は必須です。哺乳瓶を洗うたびに様子を見て取り換えることをおすすめします。
また、赤ちゃんによっては、ちくびの素材に好き嫌いがある場合もあります。
まずは、購入した哺乳瓶に付いているちくびで様子を見て、必要に応じて買い換え・買い足すようにしてみてください。
ちくびの素材
ちくびの素材は
- 天然ゴム
- シリコーンゴム
などがあります。
最近は、劣化しにくいシリコーンゴムが主流になってきています。
天然ゴムは、柔らかい素材なので、吸う力が弱い赤ちゃんやママのちくびを嫌がる赤ちゃんにおすすめです。
ちくびの硬さや穴の形の違い
実は、ちくびの穴の形にも種類があるため、ミルクの出方に違いが出ます。
ちくびの穴の形は
- 丸穴
- Xの形に穴が開いたクロスカット
- Yの形に穴が開いたスリーカット
クロスカットやスリーカットのものはミルクの出る量が多いので、月齢がすすみ、ミルク量が飲めるようになったら使いましょう。
ゴクゴクと勢いよく飲んでしまう赤ちゃんの場合、ちくびは硬めで自分の力でしっかり吸わないと出てこないタイプがおすすめです。
逆に、吸う力が弱く、できるだけたくさんのミルクを飲ませたい赤ちゃんの場合には、ちくびが柔らかくミルクがやさしく出てくるタイプが良いですね。
哺乳瓶の乳首のサイズアップの目安は?
哺乳瓶のちくびにはサイズがあるとお話しましたが、ここでは、サイズアップの目安についてお話します。
★授乳に時間がかかるとき
赤ちゃんのミルクを吸う力が強くなると、サイズが合わないちくびが潰れ、ミルクが出にくくなることがあります。
ミルクを飲む量が増えたときに、ミルクを飲む時間がかかるようになったらサイズアップしましょう。
★赤ちゃんが嫌がるとき
哺乳瓶でミルクをあげようとしたとき、赤ちゃんが泣いて嫌がることがあります。
その場合、ちくびの先が劣化してちくびが裂け、ミルクが必要以上に流れ出ている場合が…。
赤ちゃんの吸う力が強まると、ちくびの先に負荷がかかりやすくなるため、サイズアップしてストレスなく飲めるようにしてあげましょう。
哺乳瓶への名前付け方法

保育園に持参するためには、名前付けが必要です。
そこで、哺乳瓶への名前付け方法にはどんなものがあるのかご紹介します。
①油性ペンで直接書く
1番身近な方法は、油性ペンで直接書く方法です。
ただ、哺乳瓶は毎回水洗い・消毒をするため、油性ペンで書いた部分がこすれる回数が多いので消えやすく、保育士的にはあまりおすすめできません…。
油性ペンで直接書く場合は、油性ペンの上からセロハンテープを貼り付け、擦れて名前が消えないようにコーティングすると名前付けが長持ちしやすいですよ♪
ただ、セロハンテープのすき間から水が入り、見た目が残念になりやすいので注意が必要です。
②名前シールを貼る
時短・キレイが叶うのでおすすめしたいのは、【防水タイプ】の名前シールを貼り付ける方法です。
防水タイプで、さらに表面にコーティング仕様が施されているものがよりおすすめ!
防水タイプのものは、食洗機対応になっているので、保育園で消毒保管するための滅菌庫に入れても問題ありません◎
洗うたびに名前シールのめくれが起きにくい、角丸タイプだとより長持ちしますよ( *´艸`)
哺乳瓶の名前付けする位置はどこがおすすめ?

哺乳瓶への名前付け方法をご紹介しましたが、次は名前付けをする位置についてお話します。

哺乳瓶は、分解すると【ちくび】【ちくびキャップ】【哺乳瓶本体】【蓋】の4つのパーツになります。
保育園ではすべてを分解し、キレイに洗って使いますので、それぞれのパーツに名前付けをしておく必要があります。
続いて、それぞれのパーツへのおすすめ名前付け位置をご紹介します。
ちくびキャップへの名前付け位置
ちくびキャップは、名前が確認しやすいところに名前付けすることをおすすめします♪

写真のように、持ってすぐ見える赤線部分に名前付けすると確認しやすいので良いですね。
ちくびキャップは丸みを帯びているので、名前シールを貼るときに空気を抜くようにしっかりと貼り付けるようにしましょう。
シールを貼り付けた後、爪でこするようにして空気を抜くと良いですよ♪
シールが浮くほど、すき間に汚れが溜まりやすく不衛生になるので注意が必要です。
哺乳瓶本体への名前付け位置
哺乳瓶本体へは、どこに貼り付けても見やすい位置になりますが、名前付けの耐久性の面からおすすめの名前付け位置をご紹介します。
哺乳瓶を使っての授乳は、真ん中から若干下部分を持ちながら行います。
ですので、手があまり触れない部分に名前付けをすると、名前付けのもちがよいのでおすすめです。

具体的に説明すると…持ち手になりにくい、哺乳瓶下(写真の赤線部分より下)がベスト!
哺乳瓶底に名前付けしても問題ないですが、保管の際に名前が見えないため、保育士的には哺乳瓶下に名前付けしてあると嬉しいです♡
ふたへの名前付け位置

ふた部分にも名前付けが必要です。
どこに名前付けしてもOKですが、ふた下部分が1番スペースが多いので名前付けしやすいかな?と思います。
ちなみに、ふたの裏側よりも表側にしてもらって大丈夫♪
保育士的なお話になりますが、哺乳瓶は使用回数が多く、保育士が1日に何回も手にするものです。
名前付けは、パーツごとにしっかりと分かりやりやすくお願いしたいですm(__)m
まとめ

哺乳瓶やちくび選びのポイントや名前付けについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
哺乳瓶と一言で言っても、たくさんの種類やサイズがあり、初めてママさんには悩みどころかと思います。
この記事を読んだママさんに、哺乳瓶選びや名前付けのポイントを伝授し、保育園の入園準備が少しでもスムーズにいきましたら嬉しいです♡
入園準備は、何かと忙しいママさんにとって億劫になりがちですが、名前付けのコツを掴めば楽しい時間になりますよ~(^^)/
初めての入園準備頑張ってくださいね♡


保育士13年目、幼稚園教諭4年の経験をもち、現在0・1歳児担任の現役保育士。
家ではスウィッチにハマりつつある8歳娘と働く車系おもちゃが大好きな4歳息子のママとして、毎日育児と仕事に大慌て(泣)
保育士として、ママとして…時短&楽ちん子育てをコンセプトに情報発信中です。
また、時短アイテムのお名前シールをこよなく愛するヘビーユーザー♡お名前シールの使い心地や使い続けてみたレビューなども紹介しています。